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大野法律事務所(相続)

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終活ってどうやってするの?弁護士が生前にしておいてほしい終活を教えます!

目次

終活としての生前対策とは?

 現在我が国においては、超高齢化社会を迎えています。その中で、相続の数が増え兄弟姉妹間での相続トラブルが多発しています。

 また、兄弟姉妹間の相続トラブルはなかったとしてもいざ被相続人が亡くなったときに財産が見つからなったりと生前対策をしておかないと相続人が困ることは実は意外と多かったりします。

 そんなときに、被相続人の財産について一通り書かれているノートがあったり、遺言があったりすると相続人の手間は一気に減ることになります。
 また相続税がかかりそうない人は、生前に税金対策をしておく必要もあります。

 このように実は、生前に行っておくべき対策はいくつかあります
 そこでこのような生前対策(終活)をしっかり行っておくことで自分だけでなく、配偶者や子供達を安心させたい


いきなり遺言は敷居が高い?まずはエンディングノートから

 最近では、エンディングノートという言葉をよく耳にするようになりました。今回のテーマである、「終活」を話すうえでもエンディングノートの存在は欠かせません。
 
 それでは、エンディングノートとはいったいどのようなものなのでしょうか?
 
 エンディングノートというと、死後のことのみを記載するようなイメージがあります。しかし、エンディングノートには自分の死後のことだけでなく自分の人生を振り返るという側面があります。

 私がエンディングノートをおすすめするのは、自分の人生について楽しみながら、懐かしみながら書くことができるという点にあります。
 
 人にはそれぞれ楽しかったことやつらかったこと、配偶者や子供のこと、仕事のことなど多くの思い出があると思います。
 そのような思い出をエンディングノートを通じて書いていくと自分の人生を楽しみながらふりかえることができます。

 そして、エンディングノートで自分の人生を振り返る中で、自分の家族のことや財産のことについても振り返ることになります。その振り返りによって頭が整理され、今後自分の財産をどうしていくのかということについても意志が明確になってきます。

 自分の意志が明確になった段階で遺言を書いてみようとか遺言は書かなくていいかななど自分の中で決定することができます。

 なんの生前対策もすることなく、いきなり遺言を書こう!というのも一つの方法だとは思いますが、エンディングノートを書く中で自ずと遺言を書こう!という考えにいたることが重要だと思います。

 以上より、遺言を書く前にまずは気軽にエンディングノートを書いてみましょう。 

エンディングノートにはどのようなことを書くの?

 エンディングノートには、人生を振り返るという側面があるのはわかったけど、実際にどのようなことを記載していくのでしょう?

 まずは、人生の振り返りの中で自分史を作成しましょう。
 たとえば、小学校、中学校、高校の振り返り、就職や転職、冠婚葬祭など自分起きた出来事について記載します。
 
 次に自分になにかあったときに残された家族が判断に迷わないように自分の意思や考えについて記載するようにします。たとえば、自分が認知症になったときのことや自分の死後の葬儀のこと(葬儀の内容や誰を呼びたい、誰を呼びたくないなど)について記載します。
 
 また、自分の財産についても記載しましょう。
 たとえば、自分の持っている不動産、通帳や印鑑の保管場所、株式についてのことや家族には秘密にしている財産のことについて記載しておきます。

 以上のことを記載するだけでも、もし自分になにかあったときでも安心していられます。
 


エンディングノートは遺言の代わりにはなりません!

 よくご相談を受けるのですが、エンディングノートを書いておけばそれが遺言の代わりになりますかと質問されます。

 エンディングノートは遺言の代わりにはなりません
 たとえ、エンディングノートにこの財産は長男に相続させたいと書いていてもエンディングノートに記載するのみでは無効となってしまいます。
 
 したがって、エンディングノートを書く中で、自分の財産の行き先について定まったらしっかり遺言を作るようにしましょう

 なお、遺言については法律が改正されたことによりご自身で作成することもだいぶ簡単になりました。
 エンディングノートで財産の行き先が決まったらぜひ遺言を作ってみましょう!
 

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【この記事の執筆者

大野法律事務所弁護士 

大野太郎

中央大学法科大学院卒業

遺留分請求、相続放棄、遺産分割協議が得意分野となります。

セミナーや交流会も多数行っております。