相続とは?

相続とは?

「相続」とは、被相続人(亡くなった者)の財産が相続人に移ることをいいます。

財産というと不動産や現金、銀行預金や株式などのプラスの財産のみをイメージしますが、借金やローンなどのマイナスのものも財産にふくまれます。

  

被相続人から財産を取得するのは、基本的には法定相続人と呼ばれる人たちとなります。法定相続人については民法で定められています。

 

では、相続人以外の者が被相続人の財産を承継できないのかといったらそうではありません。被相続人が遺言を作成すれば、法定相続人以外の者であっても財産を取得することができます。そのため、相続が起こってから真っ先に行うことは遺言の確認になります。

 

 

相続の準備はまだ早い?

よく、相続のことを考えるのはまだ早いという方がいらっしゃいます。
自分はまだ元気だから相続の準備はまだ早いという方や、自分の親の相続はまだまだ先だという方がいらっしゃいます。

しかし、相続はある日突然起こるものです。相続が起こるなり一から準備を始めるのではなく、被相続人となる者が元気なうちに準備を始めておきましょう。そうするとトラブルは起こりにくくなるといえます。

ひと昔前は、家族間で「死」について話すことはなんとなくはばかれていました。相続のことは話さなければならないことだけど、子供の口から親の相続のことを話すのはなんとなくはばかれていました。

しかし、現在では相続のことを決めることは家族間の義務であるという風潮が少しずつではありますが、出てきました。
 
被相続人になる者が元気なうちに決められることは決めておくようにしましょう。

 

単純承認・限定承認・相続放棄

 

≪①単純承認≫

 

単純承認とは、被相続人(財産を残して亡くなった者)の財産を相続することを承認することです。つまり、被相続人の財産をなんら限定することなく相続することをいいます。

 

単純承認という名前からなんらかの承認をする必要があるとも思えますが、3か月以内に何も手続きをしなければ単純承認を選択したことになります。

 

 

≪②限定承認≫

 

限定承認とは、相続財産の限度でのみ被相続人の債務等を弁済すべきことを留保して相続を承認するものをいいます。つまり、相続財産がプラスになる場合のみ相続して相続財産がマイナスになる場合には債務は負担したくないという制度です。

 

相続財産が複雑で清算をしてみなければ債務超過であるかがわからない場合や、清算後の余りがあれば承継したいと考える相続人にとって便利な制度です。

 

ただし、限定承認は相続人全員で行わなければなりません。

 

≪③相続放棄≫

 

相続放棄とは、相続人が被相続人の遺産の相続を放棄することをいいます。

相続財産の中には、借金等の債務のように相続人にとって不利なものもあることから、借金等の負担から相続人を開放するため、相続放棄という制度があります。

 

たとえば、被相続人の財産を調べてみたら、預貯金はわずかで、逆に多額の借金が見つかったという話は結構あります。こんなときには相続放棄を選択することになります。